エプソムソルト(硫酸マグネシウム)をお風呂に入れて入浴すると体が温まるだけでなく、老廃物などのデトックス効果や女性の方は月経前症候群(PMS)の緩和にも効果があります。
お湯の塩素も中和され、美容にも健康にも良いエプソムソルトですが、重曹やクエン酸を一緒に入れることでさらにそれぞれの効果を併せ持つ、スペシャル入浴剤になります!
今回はお風呂に入れる際の量や割合についてみていきます。
エプソムソルトと重曹とクエン酸を入れる時のベストな割合はどれくらいの量?
エプソムソルトを入れる量はお風呂の0.2%程度(150Lのお湯で300g)が良いとお伝えしてきました。
【入浴剤エプソムソルトの使い方】の記事はこちら
色々なネットの情報を調べてみますと、エプソムソルトと重曹の割合は1:1の同量が良いと言われているところが多いです。
しかしエプソムソルトを300g入れるなら重曹も300g入れてしまうことになり、それではどう考えても多すぎます。
エプソムソルトはミネラル分なので入れすぎても健康被害が起きることはありませんが、重曹を入れすぎると肌の角質を取りすぎてしまい、肌に赤みが出てきたりピリピリとした痛みが発生することがあります。
重曹を入れる場合は軽い一つまみ程度(約40g)で十分です。
それでも肌の弱い人は刺激を感じることがありますから、少量から試してみましょう。
しかし重曹を入れたからといって、エプソムソルトを減らしてしまうと効果が期待できなくなります。
それぞれの効果を発揮されるためにも、単品で入れる時と同じだけの量を入れるようにしてください。
次にクエン酸も入れる場合です。
クエン酸と重曹を一緒に入れると二酸化炭素が発生します。つまり炭酸風呂を作ることができるのです。
入れる割合は、重曹の半量です。重曹とクエン酸は2:1の割合を覚えておきましょう。
☆お風呂150Lの場合のおすすめ使用量
・エプソムソルト 300g |
重曹とクエン酸を入れた時は追い焚きに注意が必要!
エプソムソルトだけの場合は追い焚きもできますし残り湯を洗濯に使うことも問題なくできます。
しかし重曹を入れることで弱アルカリ性になるので、風呂釜などアルカリに弱い材質で作られている時は追い焚きはしない方が良いです。
エコキュートのフルオートタイプは目詰まりを起こす可能性もあるそうなので、追い焚きだけでなくお湯はりが終わった後の自動運転をオフにしてから使用するようにしてください。
ですが、洗濯には使用できます!むしろお掃除に重曹とクエン酸はとっても役立つので積極的に残り湯を洗濯機に入れたりバスルームの掃除に使いたいですね。
お風呂を上がったらまだお湯が温かいうちに洗濯機に残り湯を入れてしまいましょう。
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エプソムソルトに重曹やクエン酸を入れると期待できる効果は?
エプソムソルトを入れることで血中のマグネシウム濃度が高まりデトックス作用に効果がありますが、これに重曹やクエン酸をプラスして入れることで多方面から体や肌に良い効果を期待できます。
重曹を入れると・・・、
・固い角質を改善し肌を柔らかくする ・アルカリ性が酸化した汚れを中和し体臭予防になる ・皮膚の老廃物や背中の毛穴につまった脂汚れを洗い流す ・温熱効果で冷え性の改善 ・ピーリング効果で余分な角質を落とす ・血行促進で抜け毛予防、高血圧予防にもなる |
などの効果があります。
重曹には研磨作用があるので、湿疹や傷、あせもがある時は皮膚への刺激が強すぎることもありますので使用を控えて下さい。
クエン酸と重曹で炭酸風呂にすると、
・炭酸が皮膚のタンパク質の汚れになじみやすくなり肌がつるつるになる ・炭酸の温熱効果から血行を促進し、疲労回復や肩コリ、腰痛の改善に期待できる ・抗菌作用もあり水虫の改善や予防になる ・インスリンの働きを促し血糖値を下げ、糖尿病の改善になる ・体内にヒートショックプロテイン(HSP)が増えてがん予防になり免疫力が上がる ・炭酸が副交感神経に働きストレスが緩和されたり不眠の解消になる |
と、入れずにはいられないくらい良いことづくめです。
しかし前述の通り追い焚きはできないので気をつけて下さいね。炭酸風呂もアトピーや肌にトラブルがある人は刺激が強くなりすぎることがあるので使用には注意が必要です。
ここでエプソムソルトの効果も確認しておくと、
・マグネシウムが体内の酵素を活性化し脂肪が燃えやすい体になる ・温熱効果で腸の働きを促し便秘解消に期待できる ・筋肉痛、打ち身、捻挫などの炎症を抑え痛みを和らげる ・古い角質を取り除いてピーリング効果がある ・マグネシウムの働きが月経前症候群(PMS)の症状を和らげイライラしにくくなる |
マグネシウムの効果によるデトックス効果を得る際に、一時的に血中の濃度が高まってドロドロになるということ知っておきましょう。
普通の人ならその後に解毒作用が働きますが、血圧が高すぎる方や高齢の方、太りすぎの方は心臓にかかる負担も大きくなってしまいます。腎臓疾患がある方も使用には注意が必要です。
エプソムソルトと重曹やクエン酸で効果倍増!お風呂に入れる割合は?のまとめ
このように数々の良いことだらけなので、どれを入れれば良いのか分からなくなってしまいますね。
結局エプソムソルトだけでも重曹を追加してもクエン酸も入れても、効果としては同じようなものかなと思います。(どれも良いという意味で!)
しかしマグネシウムを体内に入れられるのは、この中ではエプソムソルトだけなので、これは外さずに日によって効果を倍増させたい時は重曹をプラスしたりクエン酸をプラスしてみてはどうでしょうか。
人によっても単品だけの方が効果を感じたり、併せて使った方が発汗や消臭効果を得られることがあるので、合うものを試してみると良いですね。
お風呂に入れる分量は、
・エプソムソルトはお湯全体の0.2%(100Lなら200g、150Lなら300g)
・重曹は軽く一つかみ程度(40gくらい) ・クエン酸も入れるなら重曹の半分 |
を覚えておきましょう!
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