妊娠中の花粉症はとっても大変です。
簡単に薬で症状を抑えることができないので民間療法を試してみたりもしますがすぐに効いてくれませんからね。
色々な症状の中でも目のかゆみは本当につらい!
ということで、目をまるごと洗える「アイボン」や使っても良い市販の目薬があるのかを調べてみました。
妊娠中に目薬やアイボンの使用は胎児に影響ない?
市販の目薬は多くが涙に近い成分なので妊婦の使用も大丈夫だと言われていますが、花粉症などのアレルギー性結膜炎で目薬を使う場合は注意が必要です。
特に妊娠初期の12週目までの方は、ステロイドが入っている目薬は避けるようにします。
「目薬は微量だから問題ない」という考えもあるので医者の考え方によっても意見が分かれるところかもしれません。
ですが、もしも何かあったときに後悔しても遅いです。使っても大丈夫だったという人がいても、心配なら使わない方が無難です。
特に目は涙腺を通ってのどから体内に吸収しやすいです。
例えば一日だけ使うならごく微量なので良いかもしれませんが、花粉症の季節は2~3ヶ月は続きます。もし毎日使ったとしたら使用量はとても多くなります。
もう一つはプラノプロフェンが入っている目薬も避けましょう。
これもステロイドと同じく炎症を抑える働きやアレルギーに効果がある成分ですが、妊婦への使用の安全性は確立されていません。
妊娠初期を過ぎて中期~後期に入っていればどの目薬を使用しても問題ないとされていますが、それでも心配なら目薬を差した後に1分ほど目頭を押さえておくと、涙腺からのどや体内に入って行くのを少しでも防ぐことができます。
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妊婦のアイボンの使用は大丈夫?
アイボンとは、専用のカップに液体を入れそのまま目の周りに当てて目をまるごと洗える(ような)洗眼薬です。
目を洗う程度の使用は妊娠中でも胎児に影響は無いとされています。
【アイボンの成分・分量(100ml中)】
イプロシン-アミノカプロン酸 300mg(抗炎症作用)
グリチルリチン酸ニカリウム 25mg(抗炎症作用)
クロルフェニラミンマレイン酸塩 3mg(抗ヒスタミン作用)
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム 10mg(角膜保護作用)
添加物として、ホウ酸、ホウ砂、ポリソルベート80、エデト酸Na、l-メントール、d-ポルネオール、ph調整剤を含有する
目薬で気をつけたいステロイドやプラノプロフェンもアイボンには入っていませんので、通常に使用するのは問題ないと思われます。
説明書にも妊婦が注意するようなことは書かれていません。
しかし、アイボンは洗眼後の爽快感からやめられなくなって何度も使ってしまう中毒性があります。
商品本体の説明では1日3回~6回の使用を勧めていますが、何十回もやりすぎてしまうと花粉などの異物を取り除くだけでなく、目本来が持っているバリア機能まで剥がして抵抗力を弱めてしまいます。
そうなると洗っても洗っても目に汚れが入ったような感覚になり、その度にアイボンを使用して洗眼する・・・といった悪循環に陥ってしまうのです。
私も花粉症の季節には欠かせないアイテムの一つで、必ず花粉が飛ぶ頃には1本常備していますが、朝起きた時にこれで洗眼すると目も覚めるし目のかゆみもとれるしとても重宝しています。
妊娠中でも使えるのはとてもありがたいですね。でも目薬の使用を控えているからといってやりすぎないように使用量に気をつけましょう。
妊婦の花粉症!目がかゆい時にアイボンや市販の目薬は使える?のまとめ
妊娠初期の12週を過ぎるまでは、少量の使用であっても医師の処方なしで市販のステロイドとプラノプロフェンが入っている目薬は使用しない方が無難です。
花粉などによるアレルギー性の結膜炎に対応した市販の目薬の注意書きには「妊娠中や妊娠の可能性がある人は医師に相談すること」と記載されているものがほとんどです。
しかし目薬程度の使用量であれば胎児に影響は無いという考えもありますので、最終的にはかかりつけの医者の意見も踏まえて判断してください。
アイボンは妊婦が使用しても胎児に影響はありませんが、妊婦でなくても使いすぎると逆に目を痛めてしまう原因にもなってしまうので、用法・用量を守って上手に使っていきましょう!
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