花粉症で頭痛や微熱・悪寒も起きる?目の奥が痛い時の原因や治し方

生活に役立つ情報

花粉症の代表的な症状は目のかゆみ、鼻水・鼻詰まり、くしゃみが挙げられますが、頭痛や発熱も関係があるのです。

こんなに色んな症状を引き起こす花粉症は本当にやっかいですね。

今回は頭痛や目の奥の痛みが起きる原因や対処法についても紹介します。

簡単に症状を緩和したい場合は、顔周りのツボを押すことも有効です。花粉症で頭痛の緩和に効くツボはココ!も参考にしてみて下さい。

スポンサーリンク

花粉症で頭痛や微熱に悪寒、目の奥が痛くなるのは酸欠や副鼻腔炎が原因

頭痛を引き起こす原因は様々ありますが、多くは花粉のアレルギー症状で鼻の粘膜が炎症を起こしているためと考えられます。

炎症を起こして鼻からの呼吸量が減り、脳へ酸素が慢性的に供給されなくなることで偏頭痛のような痛みを起こします。

また、顔の中には副鼻腔と呼ばれる空間があり、花粉のアレルギー症状で副鼻腔に炎症が起こり、膿が溜まってしまいます。そのために頭痛というよりは目の奥、頬の奥の辺りに痛みを感じるようになります。

これを「副鼻腔炎」(ふくびくうえん)と言います。さらに副鼻腔炎が慢性的に続いている状態を「蓄膿症」(ちくのうしょう)と呼びます。

花粉症の鼻水は水っぽいサラサラとしたものですが、副鼻腔炎や蓄膿症を併発すると黄色や緑がかった粘性の鼻水になります。

蓄膿症になってしまうと完全に治すのは簡単ではありません。病院では数ヶ月間薬を飲み続けるように勧められます。

しかしひどい症状の時は誰でも病院に行って治そうとするのですが、だんだん症状が治まってくるともう治ってきたのだと自己判断して薬を飲むのを辞めてしまうので、繰り返してしまう人が多いのです。

蓄膿症や副鼻腔炎の疑いがある方は耳鼻咽喉科を受診して治していきましょう。

 

微熱や悪寒がすると、これは花粉症じゃなくて風邪なんだと思ってしまいますが(花粉症より風邪ということにしたいですが・・・)、花粉症による脳の酸欠状態から発熱するという症状も実際にあります。

37度前後の微熱が続くのは、体が花粉をウイルスなどと同じように守ろうとして、体温を上げて抵抗している状態です。

この時期はすぐに風邪だと思って薬を飲まないで、花粉症を疑って対処していきましょう。

 

 

鼻詰まりで睡眠不足になるのも頭痛の原因に

鼻からの呼吸が十分にできないと睡眠にも弊害が出てきます。熟睡ができないので睡眠不足になってしまいます。

睡眠不足では日頃の筋肉の疲れが取れず、筋肉のコリが血管や神経を圧迫して頭痛を起こす原因となります。

・寝る前はパソコンやテレビ、スマホを見ないようにする

・ホットタオルで首を温める

・夜お風呂に入って体を温める

・寝る前にカフェインを摂らない

・ラベンダー、カモミール、ベルガモットなどのアロマを寝室に置く

・寝る前に軽いストレッチをする

など十分な睡眠をとれるように脳を休ませることが大事です。

体に合った寝具に変えるだけでも鼻の通りを良くして安眠につながります。

しっかりと睡眠の時間をつくることを意識していきましょう。

 

 

花粉症で自律神経の乱れから肩がこり頭痛を引き起こすことも

アレルギー症状が続くと花粉と戦うために自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると血液の流れが滞り首や肩がこってしまうことがあります。

十分な血液が脳に行きわたらないことで前述した脳の酸欠状態になり偏頭痛などの症状が現れます。

肩こり持ちの人はそう簡単に解消することは難しいですが、肩甲骨をほぐすストレッチを行うことで血液の循環を促すことができます。

 

まとめ

花粉症は様々な症状を引き起こすので本当につらいですね。

花粉をできるだけ体に取り込まないようにして、アレルギー症状を抑えることで頭痛の軽減につながります。

副鼻腔炎などの症状が出ているなら、花粉症の対策だけでなく副鼻腔に入った膿を取り除かないと、いつまでも痛みが続きますので早めに対処しましょう。

しかし、症状がつらいからと言ってアレルギー性鼻炎の薬と頭痛の薬を併用するなど、複数の薬を一度に摂取すると副作用の心配もありますし体にも負担がかかりますので、一番つらい症状だけは薬を服用するなどしてください。

日々の食生活からも花粉症を改善していくことができます。もう発症してしまったからと諦めないで食べ物を見直しても良いですね。

今回の花粉を乗り切っても毎年毎年やってきますから、今から始めても来年には十分に間に合います!

ひどくなる前に、早めに耳鼻咽喉科を受診して花粉の時期を乗り切っていきましょう。

 

【花粉症の関連記事はこちら】

コメント